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ドローンを飛ばす際の注意点 ~初心者の視点で~

私はDJI mini 2 というドローンを10回程飛ばした。その体験を元に、初心者の視点で気づいたドローンを飛ばす際の注意点を記す。

カメラの視界と実際のドローンの位置の関係

ドローンのカメラで見えている範囲とドローンの現在地の関係について意識する。カメラで見えている地面はドローンの前方の地面である。
例えば高度 100 mなら画面の下の方に見える地面は、カメラの俯角(チルト)にもよるが前方 100~300m くらいの場所である。


ある目標物の所で方向転換しようと考えている場合、それがカメラに映ったタイミングで操作すると早すぎることがある。
カメラの俯角(チルト)を調整して真下を見れば現在地を確認できるが、動画の撮影中などでそれができない場合は予行してタイミングを図る必要がある。

また、カメラの向きと異なる方向 (左右・後ろ) に進行する場合にも注意する必要がある。
カメラで見えている範囲より後方にいることを認識してしないと、障害物に接触するリスクがある。

上空から見た場合、周囲はどう見えるか?

ドローンのカメラで上空から見た場合、周囲がどんなふうに見えるか飛ばす前に予測しておく。
特に山や緑地など景色の変化が乏しい場所で飛ばす場合、カメラが映している場所がどこだが分からなくなることがある。

風向き

ドローンを飛ばす環境は無風状態が最良だがそんな日はまれである。そのため飛行時に風があることを想定しておくことが現実的である。
無風時と比較して、ドローンを風上に向かって飛ばす場合はスピードが遅く長時間に、風下に向かう場合はスピードが速く短時間になる。


ドローンをある経路で往復させる場合は、行きは時間がかかる風上に進行し、帰りが風下の向きになるように
コース設定した方がバッテリーの消耗を考えると安全である。
逆向きになる場合は戻ってこれなくなるリスクが高くなるのでバッテリーの残量管理を慎重にする必要がある。
特に水上・海上を飛ばすなど経路の途中で不時着できない場合は注意が必要である。

バッテリー

本体・送信機のバッテリーの充電具合は当然気にすると思う。それ以外に送信機に接続するスマホの充電にも気を付ける必要がある。
飛行の間 画面がつけっぱなしになるためか、ドローンを飛ばした日は普段よりスマホのバッテリーの減り方が多い。

プロペラガード

ドローンに付けるプロペラガードという付属品があるが、屋外で飛ばす場合は付けない方が良い。
飛行性能(速度・飛行時間) がかなり低下する。基本的に物にぶつかったら墜落するという意識で、障害物から十分に距離をとって飛ばす。